"Intelligent Object
Monitoring Security"
社会の安全を考える最先端技術 ストアネットは未来を見ています

国際グラフにストアネットの記事が掲載されました。

2005年1月31日 カテゴリ:ニュース

国際グラフ 2005年1月号 「人と企業」: ストアネット(株)
対談 代表取締役社長 鈴木護眞 / ゲスト 高松英朗(俳優)

逆光・光量不足でも鮮明映像が撮れる新発想の監視カメラで犯罪軽減に貢献

高松:本日はストアネット(株)さんにお邪魔しております。 様々な分野においてIT化が浸透し、また日々進化している中で御社は常に業界をリードしておられるとか。 早速ですが、設立されたのは。

鈴木:平成12年の9月にストレージシステムを手掛ける技術者集団として設立した会社が基盤になっております。

ストレージシステムを専門に扱える会社がなかったこともあって業績は好調で、立ち上げ時期にお世話になった筆頭株主企業に事業を譲渡し、私を始めスタッフ全員がそちらの会社の社員という形で業務を行なっておりました。

しかし、やはり「自分の会社を持つ」という夢もございましたし、何よりスタッフ全員が「常に新しいことをしていきたい」という情熱を持っておりましたので一昨年6月に再スタートを切った次第です。

高松:現在の事業内容というのは。

鈴木:ストレージを取り巻く環境の中でも特に重要視され、また将来的にも必要性の高いセキュリティーと画像処理の分野に特化した製品の開発・販売が主な事業です。

高松:具体的にはどのような製品を開発しておられるのですか。

鈴木:子供など弱者をターゲットにした卑劣な犯罪が増加しておりますが、それらを未然に防ぐために開発したのが「SECURE EYE」という監視カメラ用画像補正装置です。

監視カメラシステムの弱点とも言える逆行や光量不足などによる影の部分を実際に人間の目が見ている画像に近い明るさで表現できる点が最大の特徴です。

高松:監視カメラは割合どこにでも設置されるようになりましたし、実際ニュース番組などでも監視カメラに映っていた犯人の映像を見ることがありますが、確かに大変見にくい映像ばかりですよね。

鈴木:そのため監視カメラが普及している割には犯人検挙に繋がる例は少なく、監視カメラがあるということで犯罪を防止する役目は担っているでしょうが、犯罪が起きてしまった場合にはあまり効力を発揮しないのが現状でした。

そこで、当社では従来の監視カメラの技術だけでなく自動車関連開発によく使われるようになった技術を採用して、カメラが捕らえた画像を鮮明に補正処理することに成功しました。

これにより、いざという時にも犯罪捜査に大きな貢献ができると自負しています。

高松:自動車でも利用される技術とは。

鈴木:機械が自動認識するシステムです。カメラに内臓されているCCDというセンサーは膨大な情報を持っているのにもかかわらず、それを表現する表示物がなかったために画像が不鮮明に映しだされていました。

人間の場合は網膜で処理していますが、「SECURE EYE」ではUKベンチャーApicalのiridix技術である「網膜原理」を応用した技術を用いております。

高松:色を付けることも可能だそうですね。

鈴木:ええ、陰になった部分などの色を再現することも可能です。もちろん静止画だけでなく動画の場合も鮮明に再現できます。

動いている車のナンバープレートを識別する従来の監視カメラでは非常に難しいのですが、「SECURE EYE」ではナンバーだけでなく運転者や助手席に乗っている人物の顔まではっきりと分かります。

高松:具体例を拝見させて頂きましたが、予想以上の性能に驚きました。ここまではっきりと見えると犯罪の減少に効果があるでしょうね。

鈴木:監視カメラがあるという事実だけでなく、これほど鮮明に映るということが分かれば犯罪を犯そうという気が失せる可能性もあります。

既にロンドン市内では約100台の監視カメラが作動し監視センターで24時間監視されています。警察とも連携して異常があればすぐに警察が出動しておりますが、こうした取り組みにより犯罪率が大きく低下しているようです。

当社も将来的には日本の警察と連携し、犯罪防止や犯罪捜査に貢献していきたいと考えております。

高松:監視カメラ以外の展開も期待できそうです。

鈴木:これまで当社は様々な方にお世話になりましたので、その恩返しの気持ちも込めてまず広く社会に貢献できる「犯罪防止」をテーマにして開発を進めてまいりました。

今後はこの技術を生かして、映像技術の分野にも展開していきたいと考えており、またストレージ自体のトータルシステムの構築も手掛けるなど常に新しい何かを追い求めていきたいです。

高松:「SECURE EYE」の普及と新たな事業開発、どちらも期待しています。

※「SECURE EYE」の詳しい情報はこちらのページでご覧になれます。

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